マーケティングを成功させる上で欠かせないのは、「消費者目線で考えること」です。
しかし、会社の内部にいると、意外とこの視点が抜け落ちてしまうことがあります。
業界にいるほど、消費者感覚がズレる
最近、お客様が考えた広告文と弊社が考えた広告文では、クリック数やクリック率に大きな差がありました。
業界に長くいると、「普通のことでは満足できない」と考えがちで、
ターゲットの求めるものとは違う “面白い” 広告を作ろうとしてしまう傾向があります。
もちろん全部が全部というわけではありません
飲食業界でも起こるズレ
たとえば、ある居酒屋では「普通のポテトサラダ」で十分なのに
無駄なアレンジを加えたり、「ただのマヨネーズ」で良いものを不思議な味にしていました。
そんな料理が続くと、「どうせ他のメニューも変なアレンジがあるのでは?」と思われ、注文数が減り、最終的にお店の売上も下がり、2年ほどで閉店…。
一方で、カレー業界では ココイチが強い理由 は、シンプルで消費者の求めるものを提供しているからです。。
消費者は “普通” を求めているいい例ですね
下記の写真なら、どっちがいいでしょうか?
私は断然左ですね


なぜ会社は消費者目線を後回しにするのか?
それは、社内の部署ごとに異なる目的や課題があるから です。
限られた予算 の中で最適解を出さなければならない
人手不足 で新しい取り組みに手を出せない
個人の事情(キャリアアップ、現状維持、やる気の低下 など)
こうした課題に追われていると、「消費者目線」よりも 目の前の業務をこなすことが優先 されてしまいます
マーケターの本当の仕事とは、社内を動かし、施策を実行させること
マーケターの役割は 「消費者が求めるもの」や「トレンド」を捉え、売上を上げること です。
しかし、実際には 施策を考えることよりも、それを社内で実行させることの方が難しい のです。
最大の壁は、社内の反対意見 です。敵はいつだって近くにいるのです
たとえば、新人が「こうした方がいい」と提案しても、「何も知らないやつが口を出すな」と一蹴されることがあります。
これと同じように、マーケターが「消費者目線」を重視した意見を言っても、社内の抵抗にあうことがよくあります。
マーケターは、こうした 社内の抵抗を乗り越え、施策を実行させることが最初の難関 なのです。
画像の通り、壁を砕かなければなりません。。

消費者と共に商品を作ると売上が確定する
私が以前学んだ手法では、お客様と一緒に商品を作る ことをコンセプトにしていました。
この方法には大きなメリットがあります。
🔹 お客様の意見が反映されるため、愛着を持ちやすい(ファン化)
🔹 作り手は、お客様の求めるものを理解し、それを超えるものを提供できる
🔹 結果として、売上が確定した状態で事業が進む
この方法を取り入れることで、社内の衝突を防ぎながら売上を伸ばす ことができるのです。
つまり、マーケティングの本質は「消費者の視点を持つこと」 にあります。
なぜなら、最終的に商品を購入するのは 会社の内部の人間ではなく、お客様だからです。
やりたいことを優先したとしてもダメなんです
会社の人間が、満場一致でカレーを食べたいからカレーを作ろうとしても
お客様がハンバーグを食べたいと言っているならハンバーグにしないといけないです
マーケターがその環境を変えなければならないのです。
まとめ:マーケティングの本質は「消費者目線」
なぜなら、最終的に商品を購入するのは、会社の内部の人間ではなく、お客様だから です。
とはいえ、大企業では実行が難しいのも事実…。
だからこそ、マーケターが社内の環境を変えるのは至難の業。
やるべきことはシンプル → 口に出すだけなら簡単
しかし、行動に移すのは難しい → さらに、人を動かすのはもっと難しい
だからこそ、それを実行させることこそがマーケターの仕事 なのです。
今日もマーケターは奮闘しています!!