吉野家の牛丼は赤字!? 実はみんなハマってる戦略
皆さん、吉野家の牛丼って単体では利益が出ていないって知ってました?
実は、牛丼自体はほぼ原価ギリギリ。じゃあどうやって儲けているのか?
答えは、卵やサラダ、味噌汁といった“サイドメニュー”で利益を取るから!
牛丼を安くして人を集め、ついでに頼んでもらうメニューで稼ぐ。これが「ロスリーダー戦略」ってやつですね。
最近あった、吉野家の100円OFFキャンペーンなんかも、これを利用したもの。
「元々利益を期待していない牛丼」をさらに安くして、 みんなが「お得だ!」と飛びつく → ついでにトッピングやセットを注文 → 実はお店側はニヤニヤが止まらない(笑)
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今日はそんな「実は儲かる戦略」の話をしていきます!
みんなもハマってる!? ロスリーダー戦略の具体例
この「一見安く見えるけど、別のところで利益を取る」仕組みって、実はそこら中にあります。
・コンビニのコーヒー
→ 100円でおいしいコーヒーを提供し、ついでにスイーツやおにぎりを買わせる。
・プリンターとインク
→ プリンター本体は激安。でもインクで回収。買い換えるより高い…!
・ゲーム機とソフト
→ 本体は赤字でも、ゲームソフトや追加課金(DLC)で儲ける。
・アマゾンプライム
→ 年会費は安いけど、会員になればAmazonでの買い物が増える仕組み。
・美容院の初回割引
→ 初回カットは安くても、その後のカラーやトリートメントで回収。
感想
こうやって考えると、みんな無意識のうちに「戦略にはめられてる」んですよね
企業が儲かる戦略のほうが、なぜかうまくいく
「お客様のために無料で提供!」って言われると、すごく良さそうに聞こえるけど、
実は企業側にメリットがあるほうが、うまくいくケースが多い気がします
例えば、私が関わった整骨院での話。
高性能な体の計測機械を導入したものの、単体で売るには高すぎて、全然利用者が増えなかった。
そこで「無料体験OK」にしたところ、
- 実際に計測した人が施術を続ける確率がアップ
- 「数値で変化が見えるのが面白い」と口コミが広がった
- 機械だけをやりたい人まで出てきて、追加収益に!
つまり、「無料で入口を広げたことで、お店側もお客様側もハッピー」になったんですね。
どこまで無料? どこから有料? この境界が勝負!
じゃあ「なんでも無料にすればいいのか?」というと、もちろん違います。
✔ 無料の範囲はどこまで? 有料とのバランスは?
✔ 「無料より有料のほうがいい」と思わせる仕掛けは?
✔ 安くするだけじゃなく、リピーターを増やす方法は?
例えば、フィットネスジムが「初回無料体験」を実施した場合、
- プロテイン飲み放題プラン
- 一緒にトレーニングできるコミュニティ
- 無料より有料のほうが手厚くサポートされる
こういう仕組みがあれば、ただの「無料バラマキ」で終わらず、 ちゃんと利益を生む流れになりますよね。
「値下げすれば売れる」はもう古い!
「値段を下げれば売れる」っていう時代は、もう終わりかけてます。
むしろ、
- どうやったら有料のサービスが欲しくなるか?
- どのタイミングでお金を払ってもらうのがベストか?
- 無料と有料の差をどうつけるか?
ここを考えられる企業だけが生き残れる時代。
もし今、自分のビジネスの価格設定やプランに迷ってるなら、 「ロスリーダー戦略」が使えないか、ぜひ考えてみてください。
お客様は「お得だ!」と感じる。
企業側も「ちゃんと利益が出る」。
この絶妙なバランスを見つけられたら、ビジネスはもっと強くなります!