広告、本当に見てもらえていますか?
一度サイトを訪れたお客様が、そのまま離れてしまう。
「惜しい!」と思いながら、次の新規集客に追われる日々。
でも、ちょっと待ってください!!!!
「もう一度思い出してもらう」だけで、売上は劇的に変わるんです。
それを可能にするのが、リマーケティング広告。
これはただの広告ではありません。
「興味を持ったけど買わなかった人」に、もう一度アプローチする最強の武器です。
そして、やり方次第で、効果は天と地ほど変わります。
ただ配信するだけでは意味がない。
「どんな人に、どんなタイミングで、どんなメッセージを届けるか?」
これを間違えれば、お金をドブに捨てるようなもの。
では、どんなことをしたらよいのか、七回に分けて説明していきます!!
お楽しみに~~
リマーケティング広告の基本と仕組み
リマーケティング広告(またはリターゲティング広告)とは、
一度サイトを訪れたユーザーに対して、その後も広告を表示し、再訪問を促す広告手法です。
たとえば、あなたがオンラインショップで靴を見ていたとしましょう。
購入せずにサイトを離れた後、別のニュースサイトやSNSで、その靴の広告を目にしたことはありませんか?
それこそがリマーケティング広告の仕組みなのです。
何度も見ることによって、「あれ?興味あるかも」と思わせることができる手法ですね
心理学的に言うと「単純接触効果」と呼ばれるものに値します。
リマーケティング広告の仕組み
リマーケティング広告は、以下の流れで機能します。
①訪問者があなたのサイトに来る
訪問者があなたのサイトを閲覧(商品ページやブログ記事など)

おお~ふむふむ!
②クッキー(Cookie)を使用してデータを記録
訪問者のブラウザにクッキーが保存され、ユーザーの行動が記録される
広告プラットフォームへデータを送信
③Google 広告や Facebook 広告などのプラットフォームにデータが送られる
訪問者が別のサイトへ移動
④ニュースサイトやSNS、YouTubeなどへ移動
訪問者にターゲット広告を配信
⑤訪問者にターゲット広告を配信
過去の訪問履歴をもとに、興味のあった商品やサービスの広告が表示される
あれ、さっき見たな!!
気になってきた(ワクワク)

⑥再訪問・購入につながる
広告を見たユーザーが興味を思い出し、サイトに戻る
✅ 購入意欲の高いユーザーにアプローチできる
一度サイトを訪れた人は、あなたのサービスや商品に興味がある可能性が高いため、
再度アプローチすることでコンバージョン(購入・問い合わせなど)につながりやすくなります。
✅ 広告費を最適化できる
新規ユーザーへの広告よりも、費用対効果が高く、無駄な広告費を抑えられます。
✅ ブランド認知度の向上
何度も広告を目にすることで、ユーザーの記憶に残り、後から思い出してもらいやすくなります。
💡 適切なターゲティング設定をする
全員に同じ広告を配信するのではなく、
「カートに商品を入れたが購入しなかった人」や「特定の商品ページを見た人」など、細かくターゲットを設定し「なぜ、購入しなかったのか?」を分析すると効果的です。
リマーケティング広告 効果を実感!成功事例7選
1.ECサイトで購入率が1.5倍に向上
課題:ECサイトの訪問者は多いが購入されない
あるアパレルECサイトでは、アクセスは多いものの、購入率(コンバージョン率)が低いことが課題でした。
カートに商品を入れても、そのまま放置されるケースが多く、
「せっかく興味を持ったお客様を逃してしまっているのでは?」と考えました。
施策:リマーケティング広告を活用して購入を促す
購入を迷っているユーザーに再度アプローチするために、Google広告のリマーケティング広告を活用しました。
具体的な手順は以下のとおりです。
① カート放置ユーザー向けに広告を配信
まず、「商品をカートに入れたが購入しなかった人」に絞って広告を配信。
✅ ターゲット設定:「カートに追加後、購入しなかったユーザー」
✅ 広告の内容:「カートの商品、まだあります!今なら10%オフ」「購入者限定で、特別特典あり!」
✅ 配信のタイミング:放置後24時間以内
② 商品ページを見たユーザーにもアプローチ
カートには入れなかったけど、商品ページを見たユーザーにも広告を表示。
✅ ターゲット設定:「商品ページを訪問後、離脱したユーザー」
✅ 広告の内容:「人気商品が残りわずか!お早めに」
✅ 配信期間:3日間
この施策を実施した結果、購入率が1.5倍に向上!
理由は以下の3つです。
1️⃣ 再アプローチで購入の後押しができた
2️⃣ 割引や限定感で「今買わなきゃ!」という気持ちを作れた
3️⃣ ユーザーに合わせた広告配信で適切なタイミングでアプローチできた
まとめ|リマーケティング広告はECサイトに必須!
リマーケティング広告を活用すれば、「一度サイトを離れたユーザー」にもアプローチできます。
購入を迷っている人に適切な広告を見せることで、売上アップにつながります。
ECサイトを運営しているなら、ぜひ導入してみてください!
📌 ポイントまとめ
✅ カート放置ユーザーには「今なら10%オフ」で訴求
✅ 商品ページ訪問者には「人気商品が残りわずか!」で煽る
✅ 適切なタイミングで広告を配信して購入率UP
リマーケティング広告の効果を最大化するうえで、一番大切なのは**「適切なタイミング」**です。
私も、ある企業の広告運用でこんな経験をしました。
朝の問い合わせが全く来ない。
「なぜだ?」と分析すると、朝の広告クリック数が異常に少ないことが判明。
さらに調べると、競合他社が朝の時間帯に莫大な広告費をかけていたのです。
ここで選択肢は二つ。
✅ 競合と戦わず、別の時間帯に広告を出すか?
✅ 競合と正面から戦い、広告費を上げるか?
最終的に、「面白そうだから戦ってみよう!」という結論になり、朝の広告費を2倍に増額しました。
すると… 問い合わせが一気に増加!
「商品が良かったからですよ」と言われましたが、
「いやいや、分析があったからこそ踏み切れたんです。「ありがとうございます!」
と感謝され、データ分析の重要性を改めて実感しました。
このように、適切なタイミングを見極めることは、広告の成功を大きく左右します。
しっかりデータを分析し、**どの時間帯・どの状況でアプローチするのが最も効果的か?**を考える。
そうすれば、思わぬところで成果が生まれるかもしれません。
広告は、ただ出すだけではダメ。
「いつ」「誰に」「どんな内容で」届けるかで、結果は大きく変わるのです。