マーケティング

【マーケティング】「ターゲティングが大事」と言われる理由

「せっかく時間をかけて記事を書いたのに、読まれない」「サービス紹介ページを作ったのに、反応がない」


こんな経験、ありませんか?

それ、実は「内容が悪いから」ではありません。
読まれない・響かない最大の原因は、誰に向けて書いているのかがぼんやりしていることにあります。
つまり、「ターゲティング」ができていないのです。

どれだけSEOを意識しても、デザインを整えても、ターゲットが不明確だと届きません。

ココがポイント

ターゲティングとは、その商品やサービスの“質”を決めるものです

この記事では、なぜターゲティングがとても大事なのか、その理由と考え方を具体例を交えてお伝えしていきます。

ターゲティングが大事と言われる理由

私の大好きなドラマの「リッチマンプアウーマン」でこんなセリフがあります

日向徹のセリフです

電話を発明したグラハム・ベルは、
耳の聞こえない母親のために音に興味を持った。

ライト兄弟は、
人類が空を飛ぶなんて誰も信じてなかった時代に、空を飛んだ。

動機はいつも、ピュアなんだよ。

「人と人をつなげたい」
「母親に音を届けたい」
「空を飛びたい」

シンプルで、ピュアだ。

そのピュアな動機が、世界を変える。

オレたちがやってるのも、そういうことだろ?

彼らが行ったことは、自分の欲求に対してターゲットを行った結果

世界が注目するような偉業をなし遂げているのです

自分自身が叶えたい願い
こじつけかもしれませんが、自らが「ターゲット」になり、願いを叶えているからこそだと私は思います

その他の事例

①冷蔵庫ができた理由って知っていますか?

冷蔵庫ができるまでこんな悩みがありました

多くの人の悩み

  • 食材がすぐ腐る
  • 食品の安全性が保てない
  • 季節に左右される保存方法しかなかった
  • 氷を保存するのが面倒・非効率
  • 保存技術が貧弱で、流通の発展を妨げた

冷蔵庫が誕生した背景には、「食材がすぐに腐る」が大きな要因として存在しました。

氷による限界もあり、裕福層しか使用できない貧富の差がありました
そのため、、誰もが季節を問わず安定して食材を保存できる手段として、冷蔵庫の開発が求められるようになったのです。

ココがポイント

季節・地域に関係なく、安全で快適に食料を保存したいが理由

②エアコンができた理由って知っていますか?

ウィリス・キャリアという人物が
サケット・ウィルヘルム社(印刷会社)にある問題がありました

印刷会社の悩み

  • 問題①:夏場になると湿度が高くなり、髪が伸び縮みしている
  • 問題②:印刷の色が合わない。商品化できない
  • 問題③:渇きも悪く、コストも時間もかかる

この印刷会社の悩みを解決するために
空気調整装置(Air Conditioning System)が開発されました
エアーコンディショニングの略で「エアコン」という名前だったのです

ココがポイント

印刷会社の商品化できない悩みから生まれた

ターゲティングの大事なこととは?

今回ご紹介したのは、私たちが日々、当たり前のように使っているものですが、
その始まりは「たった一人の悩み」に寄り添ったことから生まれました。

ターゲットを絞るというのは、「誰でもいい」ではなく、「誰かひとりのために」を大切にすること。

その一人の困りごとを丁寧に解決していくことが、

やがて多くの人の喜びにつながっていきます。

マーケティングにおいては、
・商品ができた後にターゲットを考える場合もあれば、
・商品を作る前にターゲットを考える場合もあります。

どちらが正しいということはありません。
どちらにも対応できる柔軟さが大切です。

個人的なおすすめとしては、
ある程度ターゲットを想定しておくことで、
方向性が定まりやすく、作りやすいと感じます。

大切なのは、

「正解を探す」よりも「相手を思い浮かべること」かもしれません。


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