マーケティング

マーケティングを上手に任せる方法と失敗しないコツ

「マーケティングは自社でやるべきか、それとも外部に任せるべきか?」
これは多くの企業が直面する重要な課題です。

どちらが正解なのか、一概に言うのは難しいですが、一つのヒントとして「視点の違い」に注目してみましょう。

少し例え話をします。


筋トレは1人でやるよりも合同のほうが効果的?

例えば、筋トレを1人で行う場合と、誰かと合同(合トレ)で行う場合、どちらの方が効果的だと思いますか?

実際のデータを見ると、1人で行うよりも誰かと一緒に行う方が、
✅ 扱える重量が増える
✅ モチベーションが維持しやすい
✅ 追い込みやすくなる

といったメリットがあることがわかっています。

誰かと一緒に取り組むことで、普段なら諦めてしまうような場面でも粘ることができるのです。
私も経験がありますが、そう思います

これは、マーケティングの話にも通じるものがあります。


マーケティングを自社で行うべきか、外部に任せるべきか?

さて、本題に戻りましょう。

結論としては「外部の専門家に任せる方が良い」と考えます。
もっと言えば、「自社のことを知らない人」に任せるのが理想です。

特に、マーケティング担当がその会社に常駐する形が最も効果的です。

なぜなら、自社でマーケティングを行う場合、日々の業務に追われていると「当たり前」になってしまい、本来の強みや課題が見えにくくなるからです。

これは、長く同じ会社で働いていると「当たり前」になりすぎて、新鮮な視点を失ってしまうことに似ています。


外部の視点が生む変化

ある企業では、月に1回の進捗会議を行っていました。
しかし、作業の進みが悪く、会議をしても思うように改善されない状況が続いていました。

そこで、外部コンサルタントが「週1回の会議」に変更することを提案。

すると、驚くほど作業の進みが良くなったのです。

やったことは単純に、会議の頻度を増やしただけ。
それだけで、社員が本気で取り組まざるを得ない環境が生まれたのです。

このように、外部の視点が入ることで、自社では思いつかないような改善策が見つかることがあります。


自社の感覚は、時に「バグる」

もう一つの例として、企業が自社で商品やサービスを開発する際に、
つい「玄人向け」のものを作ろうとしてしまうケースがあります。

✅ 「もっとこだわりたい」
✅ 「この機能も加えよう」
✅ 「細かい部分まで完璧にしよう」

といった発想が出てくるのは当然のこと。

しかし、それが行き過ぎると、
❌ シンプルな方が売れるのに、無駄に複雑になってしまう
❌ 結果的にコストが上がり、価格が高くなりすぎる
❌ お客様が求めているものとかけ離れてしまう

という問題が発生します。

これは「自社の感覚がバグる」典型例です。

だからこそ、マーケティングにおいても、外部の第三者の視点が重要になります。


自社マーケティングでも成功は可能

とはいえ、自社でマーケティングを行い成功するケースもあります。
特に、コストの関係で外部に頼れない場合、自社で何とかしないといけないこともあるでしょう。

実は、自社マーケティングの成功事例を見ると、専門的なマーケティング知識よりも「素人目線」の発想が有効だったケースが多いのです。

私も経験があります。

新規案件を獲得するために試行錯誤し、どうすれば効果的なアプローチができるかと悩んでいました。

予算がないため、紹介を増やしたいと考えていましたが、具体的な方法が思いつかない。

そんなとき、同僚に相談したところ、
「そんなのはお客様が連れてくるもんですよ」
と言われました。

最初は「そんな単純な話じゃない」と思ったのですが、よく考えると一理ある。

そこで、「顧客満足度チェック」という名目でアンケートを作成し、
「紹介したい人はいますか?」という項目を設けました。

すると、最初は2組だけでしたが、紹介案件が発生。

しかも、紹介で来たお客様なので営業のハードルが格段に下がり、スムーズに成約に至りました。

さらに、そのアンケートをもとにMTGをしているときに、
クライアントから「そういえば紹介したい人がいるんですよね」と言われ、
結果的に5件の成約を獲得。

費用をほとんどかけずに月100万円の売上を上げることができました。
年間にすると1000万円以上の売上につながったのです。

これは、「マーケティング知識」ではなく「お客様目線」の発想が成功につながった例です。


マーケティングは状況次第で使い分けるべき

結論として、
マーケティングを自社で行うか、外部に任せるかは、会社の状況によって使い分けるのがベストです。

どちらが正解というわけではなく、それぞれのメリット・デメリットを理解し、適切な方法を選ぶことが重要です。

自分たちではどうしようもない場合に使い分けるのがいいと考えています
課題があり、それに対しての施策やHOWが他社に任せるなら、それはもうそうなんでしょう
まずは自分たちの課題に向き合い、それが何なのか?
までを突き詰めてからの行動なので、しっかりと判断したいところです

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